先日、テレビのクイズ番組を見ていたら、ブルース・リーの話題となり、
昔を思い出していました。
小さかった頃男の子が、みんな雑巾をヌンチャク代わりに振り回していて、
飛び蹴りのまねをしたり、ほうきを振り回していたのを思い出します。
小さながらに、ブルース・リーが亡くなったことは、知っていたのですが
いったいどうして亡くなったのかは知らなくて、
調べてみようと思いました。
ブルース・リーの死因は?
松岡由希子氏の2022年11月24日の記載から見ると
「ブルース・リーは、1940年に生まれ
1973年にこの世をさりました。
1973年7月20日、32歳の若さで死亡されています。
少ない映画の作品の中で、人類に強烈に印象を残した人物です。
その彼が、死亡した時の脳重量は平均値が、1400グラムのところ
1575グラムで、その差175グラム多かったそうです。
ブルース・リーは、鎮痛剤「エクアジック」への過敏性反応により
脳重量値が高くなり脳浮腫が死因だとされています。」
鎮痛剤「エクアジック」でそうなるのでしょうか?
しかし、脳重量値だけなら、平均脳重量よりも重い方もいたようです。
鎮痛剤「エクアジック」の過敏性反応、となる副作用って何?
エクアジックの薬名では、分からなかったのですが、
鎮痛剤では以下の事が書かれていました。
解熱鎮痛薬を使用してから、数分から半日以内に、
全身の蕁麻疹もしくは血管浮腫が生じる。
重篤な例ほど、原因薬剤使用から症状発現までの時間は短い。
蕁麻疹は通常、24-48時間以内で消失することが多いが、
血管浮腫は、翌日にさらに悪化し、数日持続する。
また、多く飲むと以下の状態になるそうです
過剰に摂取しても、大半は症状がすぐに現れるわけではありません。
摂取量が非常に多い場合は、症状は4段階で進行します:
- 第1期:(最初の数時間後)では、嘔吐がみられることがありますが、具合が悪いようにはみえません。第1期には多くの患者で症状がみられません。
- 第2期:(24~72時間後)には、吐き気、嘔吐、腹痛が起きることがあります。この段階では、血液検査で肝臓の機能の異常が明らかになります。
- 第3期:(3~4日後)では嘔吐がひどくなります。検査では肝機能が低下していることが分かり、 黄疸(眼や皮膚が黄色くなること)や出血が生じます。ときに 腎不全に陥ったり、膵臓が炎症を起こしたりします(膵炎)。
- 第4期:(5日目以降)では、回復がみられる患者もいますが、肝不全が生じるか、しばしば他の臓器も機能不全に陥って死に至ることもあります。
時間をかけて少量ずつ何度も服用して毒性が生じた場合、
肝機能の異常が最初の徴候として現れることがあり、
それが黄疸や出血としてみられることがあります。
脳に関することは、書かれていませんでした。
又脳重量値だけで見てみると、
日本の昔の内閣総理大臣の桂太郎氏は、1600グラムあったそうです。
脳重量の単位では、個人の体の個性差であり、重いからおかしい、病気とは
考えきれません。重い方のほうが、内閣総理大臣であった桂太郎氏のように優秀
な方もいます。
ブルース・リーは何らかの体の具合で、脳重量が高くなったのかも知れない。
一概に「エクアジック」への過敏性反応による脳浮腫は疑問が残る
松岡由希子氏の2022年11月24日の記載から見ると
「スペイン・マドリード自治大学(UAM)ヒメネスディアス財団病院の研究チームは
これまでに公表されている情報を分析し、
「ブルース・リーの死因は低ナトリウム血症による脳浮腫である」との新たな説を示しています。
その研究論文は医学雑誌「クリニカル・キドニー・ジャーナル」(2022年12月号)
掲載されていました。
研究チームは、ブルース・リーが「エクアジック」を以前にも服用しており、
死亡当日、頭痛など、脳浮腫で説明がつく症状が出た後に「エクアジック」を服用していることから、
「『エクアジック』への過敏性反応による脳浮腫」とする公式の死因を否定。
「『エクアジック』への過敏性反応が死因だとしたら、剖検で見つかるのは脳浮腫だけではないはず
だ」とも主張しています。
研究チームの新たな仮説は「腎臓が過剰な水分を排泄できなくなったことが死を招いた」
というものだそうです。
低ナトリウム血症とは血液中のナトリウム濃度が非常に低い状態をさします。
研究チームの分析によると、ブルース・リーには、慢性的な水分の過剰摂取、
喉の渇きを高めるマリファナの使用、アルコール摂取、処方薬の服用、急性腎不全
(AKI)の既往歴など、低ナトリウム血症の危険因子が複数あったとみられています。
ブルース・リーは水分のとりすぎ?!!
最近、美容に関心のある女性の方の中で、水をたくさん飲みましょう、
一日2000ml飲みましょうとよく聞きます。
暑い夏なんて、冷たい水がぶ飲みしちゃいます。
これって、危険!ってことですね。少量でもナトリウム(塩)も
取らななきゃだめなんだ~
低ナトリウム血症になる原因
低ナトリウム血症は、体液量に対し、
含まれる ナトリウムが少なすぎる場合に発生します。
体液の量は多すぎることもあれば、
少なすぎることも、正常なこともあります。
しかし、いずれの場合でもナトリウムが希釈されています。
例えば、激しい嘔吐や下痢があるとナトリウムが失われます。
その後、失われた体液の分量を水だけで補おうとすると、
ナトリウム濃度が低下します。
また、腎疾患(例えば、糸球体腎炎)や
他の疾患(例えば、 肝硬変や 心不全)などでは、
体内にナトリウムと水分が保持されます。
多くの場合は、ナトリウムよりも
水分を保持する働きの方が強いため、
ナトリウム濃度が低下します。
特定の状況で水分を摂取しすぎる(多飲症)と、
低ナトリウム血症を発症します。
サイアザイド系利尿薬(ときにwater pillと呼ばれます)
は低ナトリウム血症の一般的な原因です。
この薬はナトリウムの排泄量を増加させるため、水分の排泄量が増加します。
サイアザイド系利尿薬は通常、副作用は強くありませんが、
ナトリウム濃度が低下しやすい傾向にある人や、特に高齢者では
低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。
後、(抗利尿ホルモン)バソプレシンというホルモンも影響があるみたいです。
パソプレシンって何?バソプレシンの役割
バソプレシン(抗利尿ホルモン)は体内で自然に作られる物質で、
腎臓から排泄される水分量を制御することで体内の水分量を調節しています。
バソプレシンによって腎臓からの水分排泄が減少し、
体内の水分が保持され、ナトリウムが薄まります。
血液量または血圧が低下するか、ナトリウムなどの
電解質の濃度が高くなりすぎると、
下垂体がバソプレシンをつくって放出します。
痛みやストレス、運動、低血糖のほか、
心臓や甲状腺、腎臓、副腎の特定の病気が
下垂体を刺激してバソプレシン
を放出させることもあります。
ブルース・リーは、
喉の渇きを高めるマリファナの使用、
アルコール摂取、処方薬の服用、急性腎不全、
それと、
痛み、ストレス、運動など
生活の中で普通の人よりも多くにバソプレシン(抗利尿ホルモン)を
放出していたのかも知れません。
低ナトリウム血症になったらどうなる?
脳は血液中のナトリウム濃度の変化を特に敏感に感じ取ります。
そのため、反応の鈍化(嗜眠)や錯乱といった脳機能障害の症状が最初に生じます。
血液中のナトリウム濃度が急に下がると、
症状が突然現れ、重症化する傾向があります。
高齢者では重症化する可能性が高くなります。
低ナトリウム血症が重症化すると、筋肉のひきつりやけいれん発作が生じます。
やがて反応が鈍くなり、強い刺激を与えなければ目を覚まさなくなって(昏迷)、
ついには完全に反応できない状態(昏睡)に陥ります。
死に至ることもあります。
最期の数カ月間、固形物を食べていなかった。ブルース・リー
松岡由希子氏の2022年11月24日の記載から見ると
「たとえば、ブルース・リーは最期の数カ月間
、固形物を食べずに、
もっぱらニンジンジュースやリンゴジュースを飲む
という食生活を送っていたそうです。
死亡当日も体調に異変が起きる直前まで、
一日中繰り返し水分を摂取していたと言われます。
一般論として、過剰な水分摂取が尿中への水分排泄と
一致しない場合、低ナトリウム血症となり、
脳浮腫を引き起こし、数時間で死に至るおそれがあるそうです。
研究チームは当時の状況をふまえ、
「ブルース・リーは水分の恒常性を維持するために
過剰な水分を十分排泄できない
『腎不全』で死亡したと仮定する」と結論し、
「健康で若い人でも、水分の過剰摂取によって低ナトリウム血症となり、
死亡するおそれがあることを鑑みると、
『水分の過剰摂取は死を招くおそれがある』ことを広く啓発する必要がある」と説いていました。」
まとめ
子供の頃、みんながブルース・リーに憧れ、
声をまねしたり、ヌンチャクを持っている子がいたり
毎日が、ブルース・リーの話題ばかりだった。
ブルース・リーが亡くなったことを知った男の子の間では、
「ブルース・リーが亡くなった部屋に、怪奇現象が起きる」と
話している子もいました。
ブルース・リーの死因は
研究チームにより
「ブルース・リーは水分の恒常性を維持するために過剰に
摂取した水分を十分排泄できない
『腎不全』で死亡したと仮定する」
ということです。
何分水分摂取は大切ですが、ナトリウムも取って(梅干しとか)
気をつけたいものです。
ブルース・リー名言
* 本当に人生を愛しているのなら
時間を無駄にするな。人生は時間でできているのだから。
* 物質的であれ、なんであれ、いつも自分のやることに
制限をしてしまうと、それはあなたの仕事や人生にも
広がってしまう。
限界などない。停滞期があるだけだ。そこに留まってはいけない
それを超えていくだけだ。
常に限界と戦うブルー・スリーの言葉です。
軟弱で豆腐のようなプライドを持った私にとって
ピリリッと背筋が伸びる言葉です。
最後まで見てくださり本当にありがとうございます。
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