他の国とは少し違う不思議な国、日本(4)

mountains with white snow 神話
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最強な子沢山の日本の神様

cape sukai misaki in rebun japan
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日本の国は、八百万の神を信仰している言われています。

確かに、伊邪那岐尊様と伊邪那美尊様は多くの

神々をお生みになられました。

とても神秘的なお話ですが、日本のたくさんの

神社などはここから始まった神社も多くあります。

生み出すのに、なぜ伊邪那岐の尊様から声をかけなければならなかったのか?

a sunset over the ocean with a boat in the water
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ところで、多くの島と神々をお生みに

なられるときに、何故に

伊邪那岐の尊様は、先に伊邪那美の尊様の声掛けに

引っかかりを持たれたのでしょうか?

伊邪那岐の尊様のお役目が、

「すべての始まりの人」であったからでしょうか?

伊邪那美の尊様が先に声掛けをしてお生みになった、

お子は、「わたしたちが生んだ子は、どうもよくない」

とまで言っています。

とても、決めつけのようになりますが

やはり

伊邪那岐の尊様の使命の中に

「すべての始まりの人であり、すべての元の人」

であるため、自分自身の心の中でしっくり

行ってない事がわかり、生まれても

どうもよくないっと考えてしまうのではないでしょうか。

やはり、お子様なら尚更ですが

何をうみだすにせよ、責任を持つという

心が大切なのだと感じます。

日本の多くの神々の誕生(古事記)

伊邪那岐の尊様と伊邪那美の尊様は、国をお生みになった後、次の

10柱の神々をお生みになられました。

オオコトオシオの神(大事忍男神)

国生みという大仕事を成し遂げた事への称賛を意味する神様

イワツチヒコノ神(石土毘古神)

岩と土の神様

イワスヒメノ神(岩巣比売神)

岩と砂の女神様

オオトヒワケノカミ(大戸日別神)

住居にまつわる神、人の安住の地を得る神様

アメノフキオノカミ(天之吹男神)

屋根の葦やすすきのなどの屋根お安全に得る神様

オオヤビコノカミ(大屋毘古神)

木と家屋お安全に守る神様

カザモツワケノオシオノカミ(風木津別之忍男神)

風の神様とははっきりとされておらず、防風林を神化した

神様なのではないかとされています。

オオワタツミノカミ(大綿津見神)

ワタツミとは海の霊を意味し、海の幸農の水を

司る神様

ハヤアキツヒコノカミ(速秋津日子神)

港の神様

ハヤアキツヒメノカミ(速秋津比売神)

港は、水の出入り口ということであり、河口

という意味もある。河・海を分担するその境界は

流れも早く安全を保つための神様

後に速秋津日子神と速秋津比売神が夫婦となり、河と海で

八柱の神様をお生みになられました

{アワナギ、アワナミ、ツラナギ、ツラナミ、アメノミクマリ、

クニノミクマリ、アメノクヒザモチ、クニノクヒザモチ}

更に伊邪那岐尊様と伊邪那美尊様は四柱の神様たちをお生みに

なられます。

シナツヒコ(志那都比古)神

ナは息が長いっという意味もあり、風の神様とされています。

ククノチ(久久能智神)

木の神様です。木や茎の意味もあり、チは草木の神源や

精霊ともされています

オオヤマツミ (大山津見神)

山の神様です。後のコノハナサクヤヒメやイワナガヒメ

のお父さんとなります。

カヤノヒメ(鹿屋野比売神)

の神様です。かやは萱から来た意味で、イネ科のすすきや

葦など、屋根や外壁の意味があります

後に大山津見神と鹿屋野比売神夫婦となり

八柱の神様をお生みになられます。

{アメノサヅチ、クニノサヅチ、アメノサギリ、

クニノサギリ、アメノクラト、クニノクラト、

オオトマドイコ、オオトマドイメ}

伊邪那岐尊と伊邪那美尊は更に八柱の神様を

お生みになられました。

イワクスブネ(石楠船神)

「鳥之石楠船神」ともいわれ、

神々が天上界と下界を往還するのに持ち入れられた

鳥の形をし堅固な楠で作られた船である。

それを神化し

船と運輸、交通の安全の神様です。

オオゲツヒメ (大宜都比売命、大気都比売神、大宜津比売神、大気津比売神)

大いなる植物の女神とされています。

似たような神様が保食神という神様が

います。

後々,大宜都比売命は須佐之男命に

保食神は月讀尊に

◯されてしまいます。

最後の末の神様が

ホノカグツチ(火之迦具土神)

火の神様です。

おもに鍛冶屋、焼き物、家事など

火に関する神様です。

伊邪那美尊の体から生まれた神様

カナヤマビコ(金山彦神)

カナヤマヒメ(金山姫)

ハニヤスビコ(波邇夜須毘古神)

ハニヤスヒメ(埴安姫)

ミツハノメ(弥都波能売神)

ワクムスビ(和久産巣日神)

トヨウケビメ(豊受姫)

オホイカツチ(大雷命神)頭

ホノイカヅチ(火雷大神)胸

クロイカヅチ(黒雷大神)腹

サキイカヅチ(先雷大神)陰部

ワカイカヅチ(若雷大神)左手

ツチイカヅチ(地雷大神)右手

ナリイカヅチ(鳴雷大神)左足

フシイカヅチ(伏雷大神)右足

伊邪那美尊様の全てから神様を作られた

伊邪那岐尊様からの愛情が感じられます。

伊邪那美尊様の死

今まで、おおくの島や土地、たくさんの

子どもたちを生み育てた伊邪那岐尊様と

伊邪那美尊様ですが、

ここからとてつもない試練が来ます。

伊邪那岐尊様と伊邪那美様は2つで一つの

どちらがいなくなっても存在できないほどの

存在でしたが

伊邪那美尊様が、

伊邪那美尊様は、ホノカグツチ(火之迦具土神)

を出産することにより、陰部に大火傷を負い

病気になられました。

伊邪那岐尊様の心情を

考えると、心配で不安で苦しくて

自分自身を攻めてしまう気持ちもあったのではないかと

思われます。

その後伊邪那美尊様は、出産による負傷で

この世を旅立たれます。

伊邪那岐尊様は、伊邪那美尊様の枕元で

「伊邪那美尊は、あの火の子を生んでしまったがために

なくなってしまった、最愛の妻をなくしてしまった。

今までずっと共にいた伊邪那美尊をなくしてしまった。」

とお嘆きになり悲しまれ、いつまでも顔を眺め

手を握り撫でながら泣かれた涙から

ナキサワメノカミ(泣沢女神)がお生まれになりました。

伊邪那岐尊様の悲しみは計り知れないほどであり

絶望と不安と怒りもあったかもしれません。

伊邪那美尊様の埋葬

伊邪那美尊様は出雲(島根県東部)とほうき(鳥取県西部)の

境にある比婆山(広島県比婆郡)に埋葬したそうです。

伊邪那岐尊様の切なさからくる怒り

埋葬後、伊邪那岐尊様は

寂しさと悲しさが、ホノカグツチ(火之迦具土神)への

憎しみに変わり

伊邪那岐尊様は天之尾羽張(アメノオハバリ)という

長く鋭い剣でホノカグツチ(火之迦具土神)の首を

切り落とされました。

このとき剣についた血が滴り落ちたところから八柱の

神様が生まれました。

イワサク(石析神)・ネサク(根析神)・イワツツノオ(石箇之男神)

ミカハヤ匕(甕速日神)・ヒハヤヒ(樋速日神)・タケミカヅチ(建御雷神)

クラオカミノカミ(闇淤加美神)・クラミツハ(闇御津羽神)

ホノカグツチ(火之迦具土神)の体からは

正鹿山津見神(頭)マサカヤマツミノカミ

淤騰山津見神(胸)オドヤマツミノカミ

奥山津見神(腹)オクヤマツミノカミ

闇山津見神(陰)クラヤマツミノカミ

志芸山津見神(左手)シギヤマツミノカミ

羽山津見神(右手)ハヤマツミノカミ

原山津見神(左足)ハラヤマツミノカミ

戸山津見神(右足)トヤマツミノカミ

伊邪那岐尊様の中で、最愛の妻が旅立ち

我が子を手にかけてしまうという

大きな出来事がありました。

まとめ

最愛の妻と我が子の別れは、この世からの旅立ったのは

同じでも、内容はとても違うように思います。

伊邪那美尊様の旅立ちは、悲しいことですが

ある意味神様の天命を全うした旅立ちであり、

伊邪那美尊様も体の限界なことは

わかっていたことですが、

ホノカグツチ(火之迦具土神)

伊邪那岐尊様の感情によって

人類初めての神様が神様を◯してしまった瞬間

であり、これは人類初めての血が出る

争いだったのです。

日本の神話は、奥が深いし勉強になります。

ところで

伊邪那岐尊様と伊邪那美尊様のお生みになった神々様は

全部で16人以上になります。その神様方が

それぞれに子どもを生み広がってゆくと、

もうかなりの人数になります。

よく世界で言われる、人類みな兄弟や

人間一人一人が神様だっとか言う言葉は

こんなところから来ているように思います。

次は黄泉の世界も出て、より時空間が複雑に

なってきますが、

今回古事記の内容を取りあげて書こうと

思った本筋に入ってゆきます。

今まであまり触れられなかった伊邪那美尊様に寄り添って

ホノカグツチ(火之迦具土神)お腹にやどった

頃から、伊邪那美尊様中心に伊邪那美尊様からみた

いろいろなことを探っていきたいとおもいます。

serene sunrise over misty bog landscape
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最後まで見てくださり、ありがとうございます。

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