多くの方が、「何今更」「優しさに決まってるでしょ」とか
「偉そうに言われるのは、もう沢山」など言われる方もいるでしょう。
でも、このページを開いてくださったということは、
少しでも、良い介護職のスタッフになりたいと思い、
多くの高齢者の方を、安全で安心ある暮らしが
提供できるには、どうすればよいのかと
思われている証拠です。
とても、純粋で良心的かつ向上心のある方だと思います。
皆さんほどではないですが、
私自身も、「いかに高齢者の方達の人権と、
安心した温かい空間で生活できるには
どうするべきだろうか」と真剣に考えているスタッフの一人です。
しかし、難しいことも沢山あります。人間同士なので
文章で表すには、とても難しく綺麗事だけでは
済まないのが、今の介護の現場だと思います。
今回、厳しい現場で働く介護職の方に、
少しでも自分自身を振り替えれる
時間になればと思い、私の体験も入れて、
調べようと思いました。
介護職の大事な3ポイント
高齢者を対象とした仕事のため、観察力は大切です。
*観察力
1.観察力とは、身の回りの状況や事象を注意深く
観察することで、様々な知見や気付きを
得られる能力です。
また、観察を通して物事の変化や違いに
気付ける能力でもあります。
介護の仕事を考えている方なら、
観察力は大切でしょうと思われている方も
多いと思います。
ただ、業務に追われていたり、
他のスタッフとのやり取りなどで心が、
高齢者の体調を観るという
段階に行かずに、高齢者のケアーに携わって
しまうという事はないでしょうか。
色々なストレスを抱えてしまうと
、頭でわかっていても、心と体がついていかないと
いう事もあります。
観察力で大事なのは、
自分の感情、心の状態を、冷静に観察が
出来ているかどうかです。
又体の状態もそうです。冷静に観察を
しなければなりません。
高齢者の移乗介護を頻繁に行っていて、
「腰が痛くて、最近膝もいたみだした。」
と嘆いてしまうスタッフもいるでしょう
又、スタッフ内のもめ事や業務内でのトラブルで、
ストレスが常に満杯一杯タプタプ状態になって
いるスタッフもいると思います。
私もそうですが、
そういう時こそ、立ち止まって見つめ直すように
しています。
自分自身を大切に観察をし、無理をせずに、
ストレスは溜めこまないように
解消していきましょう。
高齢者に関わるお仕事は、
高齢者の人生にも関わる
深く素晴らしい仕事です。
しっかりと、観察力をつけて
向き合って行きたいものです。
介護職は、多くの多職種と交わる仕事のため、バランスのある客観視力
*客観視
1.物事を高い視点から全体的に捉え、
進行状況や問題点を掴む力
2.全体を活かしてこその多職種との
関わりである事を理解し、
各部の調和状態を作り出す力
介護職は、高齢者の気持ちに一番近い存在であり、
寄り添い、共感できることが良いことなのですが、
時には、家族の立場からどうなのか、
看護師、医師からはどうなのか
と視線を広くして全体を観る感覚で、
高齢者のことを観る必要がいります。
「いえいえ、医師にも看護師にも会いませんし、わかりません」
と思われる、方もおられるでしょう。
介護職の難しいところは、
高齢者本人が
「甘いものが好きだから、もっと食べたい」とか
高齢者が
「私、歩きたいので、歩かせてほしい」
と言われても、
高齢者の願いを聞きたいとは思いますが、
家族や多職種の方の判断を聞きき、
高齢者の気持ちと、身体的にどうなのか、
家族的にどうなのか、
というバランスをとって判断するところが、
あります。
高齢者の病気に、糖尿病があったり、
股関節に負荷をかけれない病気の方もおられます。
介護職は、情報が大切です。
どの介護職であっても、
平等に高齢者の情報を知れる状態であってほしいです。
その中で、介護職として、守秘義務を守るということを
徹底するのは介護職の仕事だと思っています。
後、介護職の中でも、判断基準違うときがあります。
その時も、バランスのある客観視力をもって、
どこに、判断基準を合わせているのかを、知る必要がいります。
利用者のことを考えて出した答えは、
どの答えも間違いではないんです。
答えや判断が違うのは、
同じ人間ではないので違って当たり前です。
話し合い、情報を伝え合う事が大切なのだと思います。
介護職はチーム仕事、協調性が大切
*協調性
1.協調性とは自分と異なる立場、
違う意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、
同じ目標の達成に向けて行動できる能力のこと。
協調性のある人は周囲の意見を鋭く察知できるため、
利害や立場の異なる人とも協力して何かを遂
行できます。
客観性のところでも、少しお話しましたが、
介護職は、色んな方と交わって力を合わせて、
高齢者の、心身面のサポートに当たる仕事です。
とても、人間力の高い仕事と言ってもいいでしょう。
多様性の中に統一性のある、
職場を目指して行きたいものです。
まとめ
介護職の会議の時に、話が飛び交ったり、スタッフ同士
色んな情報を、話せれるような、環境ができると良いですね
色々な職場を回った私ですが、
自由に自分の意見が言える、介護の職場は多くなく
日本人特有の、施設長や管理職の決められたことを、
素直に行っている。というところが、多かったです。
今回、介護職として大事なこととして、3項目あげましたが、
トラブル、もめごとは、この三項目
から成る事が多く、介護職を去る方も多くいたので
上げました。
1)観察力
2)バランスのある客観視
3)協調性
体的ハード、心的ハード、社会的(金額的)ハードです
昔、汚い、きつい、危険で、3K
とありましたが、ぜひ介護職はそんなふうにならずに、
日本全体で、介護職を守って頂きたいです。
最後に、尊敬する介護職の先輩からの一言
「介護職は、みんなに幸せになっていただくように考える仕事です。
ヘルパーとして現場で働く方は、高齢者の健康と幸せのためを考えて
施設長は、現場で働くヘルパーの健康と幸せを考えて
その会社は、高齢者の健康と幸せと、高齢者の家族の健康と幸せと
そして、施設長の健康と幸せと、スタッフの健康と幸せを
考える仕事です。」
最後まで見てくださり本当にありがとうございました。
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