古事記の話から伊邪那美尊様の心情に寄り添って
想像を巡らせたお話です。

現実がひっくり返る伊邪那美尊様の真実

神様の思いはどこに?
伊邪那岐尊様と伊邪那美尊様が、天の神様から
「この海の中にふわふわ漂っている国を
しっかりと固めて完成させてほしい」っと
言われて
天にある立派な
矛を授けになられなした。
考えてみると
天の世界なのか?地上界なのか
わからないほど、天の神様ととても近く
共に相談しながら世界を創りだそうとされている
のを感じます。
もしかして、大きく広い天の神様にとって
天の世界も地上界も
あの世もこの世も関係なく
物質や時間も関係なく
時空を超えて魂とのつながりだけが
神様にとって本当に大切で求めている
ことなのかなっと感じます。
伊邪那美尊様の思い
子どもを授かる時に
伊邪那美尊様は
「まあ本当に素敵な男性ですね」っと先に声をかけて
男女の交わりをおこないました
その後、葦のかごに入れて
手放さなければならなかったことを
きっと伊邪那美尊様は、後悔の気持ちがあったのに
違いありません
この世に生きて生まれた以上、神様から許されて
お役目があったに違いない、生きてほしい
という願いをこめて、
伊邪那岐尊様と共に葦の船に乗せて流してしまわれました。
その子どもは「蛭子、蛭児」(ひるこ、ひるじ)っといわれ
蛭子大神は恵比寿様と同じとされ、漁業や海上安全、特に商売繁盛
の神とされています。
伊邪那美尊様が先に声掛けをして誕生した、
伊邪那岐尊様と伊邪那美尊様との
一番はじめの子どもであり
伊邪那美尊様の
ゆるしと癒やし、愛なる命や魂の
要素を強く持った子どもであったのだと
感じます。
伊邪那美尊様から思う子どもたち
女性なら思うと思いますが、「自分の体内から
出た我が子は、みんな幸せになってほしい」っと
ましてや伊邪那美尊様は、神様です。
できる限り守りたい気持ちであったと思います。
伊邪那美尊様が火の神火之加具土尊(ホノカグツチ)を宿したとき
伊邪那美尊様にとって最後の子どもであり、
命を落とす原因にもなった出産ですが、
伊邪那美尊様は、明らかに今までの出産とは
違うものを感じていました。
肉体的にも体力的にも、不安があったため
何度も神様に、願ったとことでしょう。
「神様、お腹にいる子がどうか無事で元気に
生まれますように、きっと伊邪那岐尊様の
御役に立つ立派な子であるため、無事で生まれてほしい」
っと願いお腹に宿っった
火之加具土尊を大事に思っていたのに
違いありません。
火之加具土神の出産
それは大変な出産で、身が裂けるような感じで
出産を体験した女性が、鼻からスイカを
出すようであった。っと言う痛みの
数倍もの痛みで気も失いそうになられながらも
「神様、この身から私が離れてしまうことがあったとしても
我が子を守り、無事に生まれますように」
っと祈りながら出産をして、
陰部にやけどを追われました。
それでも、伊邪那美尊様は、我が子の火之加具土尊も
伊邪那岐尊様のことも恨むこともなく
反対に伊邪那岐尊様と生まれてくる
火之加具土尊のことを
心配をされて旅立たれました。
伊邪那美尊様の苦悩の始まり
伊邪那美尊様の疑問
我が身から離れ、魂っとなった伊邪那美尊様は
どうされたでしょうか
伊邪那美尊様は、疑問があったのです。
・なぜ我が子を残して天に旅立たなければならなかったのか?
・陰陽または表裏のように、二人は一つとして
作られた伊邪那岐尊と伊邪那美尊なのに
離れてしまうのはなぜなのか?
この疑問を神様に打ち明けたのではないでしょうか?
「伊邪那岐尊と伊邪那美尊は、多くのものを
創りました。次はより大きな世界を作るために
伊邪那岐尊様は、秩序や物質、規律や規則、
目に見える世界の代表として輝く
存在でありました。
伊邪那美尊様は、愛と優しさ、命と魂のある
豊かで世界のすべての存在を癒やし許す
輝く存在でありました。
伊邪那美尊様が亡くなることで、
より目に見えない魂や宇宙など
広い世界の存在として
伊邪那美尊様と伊邪那岐尊様とで
世界を創り上げてほしいという
神様の御心があったのかもしれません。」
火之加具土神様の出産
最後の子どもとなった火之迦具土神様
伊邪那美尊様の下腹部付近に火傷を
するほどのちからがあるため
秩序と物質、力と強さの伊邪那岐尊様と
愛と癒やし、命と魂の豊かな
存在としての伊邪那美尊様が
一つとなり、広い世界から
火之迦具土神尊様守り
誤った世界を作らないように導く
存在であるべきであったのではないでしょうか。
伊邪那岐尊様が、火之迦具土様を手にかけたとき
伊邪那美尊様は、すでにこの世をさっている存在ですが、
不思議と脳裏に、伊邪那美尊様が火之迦具土尊様
の前にたち、伊邪那岐尊様に話を一生懸命話しを
しているのが浮かびます。
伊邪那美尊様は、刀を上げている伊邪那岐尊様に対して
「伊邪那岐尊様、火之迦具土が悪いのではありません
この子を殺してはなりません、あなただけの
子どもではないのですよ、伊邪那美私の子であり
神様の子です。この子にはこの世に存在する
意味があり使命があります。
伊邪那岐尊様、私伊邪那美が見えないのですか?
伊邪那岐尊様!!ギャー」
伊邪那美尊様は、我が子をである火之迦具土とともに
伊邪那岐尊様の刀で痛い仕打ちをくらってしまったのです。
まとめ
今の現在であるから、個人が感じたこと思ったことを
自由にかける時代となりましたが、昔なら難しく書けなかったことも
多くあったと思います。
伊邪那岐尊様と伊邪那美尊様様は、その後黄泉の国で
会いますが、その時も伊邪那美尊様にとって
思うところがたくさんあるようで、
一つずつ書いてゆこうと思います。

最後まで見てくださりありがとうございます。
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